人口減少下において持続可能な活力ある社会を構築するには,さまざまな局面での生産性向上が必要であり,近年発展が著しいデジタル技術の活用はその手段として有効である。近年,建設分野において生産性向上を図る取組みとして,建設現場への情報化施工技術の導入や建設プロセス全体(調査・測量・設計,施工,維持管理)を通じた3次元データの活用が進められており,農業農村整備でもその効用が期待される。農業競争力強化や国土強靱化に資する農業農村整備を今後も着実に実施するために必要な取組みとして,農業農村整備における情報化施工や3次元データ活用の効果や課題を整理し,スマート農業との連携も含めた今後の方向性を展望する。