(独) 水資源機構豊川用水総合事業部第一調整課
2008 年 76 巻 2 号 p. 99-102,a1
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本報では, 水路の耐震性能と水路盛土の耐震性能に関する工学的指標を定め, 施設重要度に応じた各開水路の定量的要求性能の分類を行った。また, 水資源機構が現在改築を進めている, 約136kmと長大な豊川用水の幹線水路に対し, 動的FEM解析結果を再現する種々の簡易式を導出し, 盛土下層地盤の地震時耐震性能の照査を行った事例について報告する。このような簡易推定法を適用することによって, 上記水路の耐震性評価に関する解析時間の短縮, 実務の簡素化を図った。