産学連携学
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特集 研究支援・産学連携実務者の現在と今後の展開
研究支援及び産学官連携推進の高度な両立を目指す信州大学SUIRLO
杉原 伸宏
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2016 年 12 巻 2 号 p. 2_30-2_36

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抄録
信州大学は産学官連携が非常に活発で,地域貢献度,企業との共同研究数や特許等の実施件数等は,近年は常に国内大学の上位を保っている.一方で,研究力の指標となる英語論文数,その内のTOP10%補正論文数や国際共著率も,近年は大きな増加を示している.これらの要因として,信州大学の産学官連携推進方策と研究力強化方策が絶妙に合致していることが大きく影響していると考えられる.本著では,地域貢献力(産学官連携力)の強化と,研究力の強化との両立を狙った信州大学の研究・産学官連携拠点の形成事例と共に,その基盤を支え,更なる向上を目指すための信州大学型の研究・産学官連携支援体制「学術研究・産学官連携推進機構(SUIRLO:サイロ)」等について紹介する.
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© 2016 特定非営利活動法人 産学連携学会
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