2019 年 15 巻 1 号 p. 1_30-1_40
昨今, 世界と日本社会は大きくかつ急速に変化しつつあり,大学が社会で大きな役割を果たすことへの期待がますます大きくなっている.琉球大学は創立時から「地域の発展に貢献する」ことをミッションとしてきたが,期待に応えるためにさらに様々な取組を強化する必要がある.そのための一環として,本学にリサーチアドミニストレーター(URA)が導入された.このURAが所属する研究企画室は,案件によって様々な部署と柔軟に連携を取ることによって,少人数でも効果的な活動を実現してきた.本稿では,4年近くにわたって進めてきた研究企画室の活動を,学内外セクターとの連携強化の試みに焦点を当てて紹介する.