産学連携学
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論文
アカデミアにおける特許権等のランニングロイヤリティ類似の譲渡に関する一考察
中川 勝吾佐竹 勝一
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2024 年 21 巻 1 号 p. 1_13-1_28

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抄録

アカデミアにおける特許権等のランニングロイヤリティ類似の譲渡に関する一考察

大学等は,特許権等を商業目的で自己実施しないことから,企業等への実施許諾に加え,譲渡の可能性も検討する傾向があるが,特許権等の譲渡時点において特許権等の価値を見極めるのが難しいという問題が存在する.そこで,特許権等の譲渡時点における譲渡一時金を低廉に抑え,将来,企業等が特許権等を実施した際に,その売上に応じたランニングロイヤリティ類似の譲渡対価を大学等が受領するランニングロイヤリティ類似の譲渡契約が合理的であるように思える.

しかし,特許権等を譲渡したにも関わらず,その後も大学等が企業等にランニングロイヤリティ類似の譲渡対価を請求することが法的に有効であるのかという問題が生じる.そこで,大学等が特許権等についてランニングロイヤリティ類似の譲渡契約を実際に行っているのか否かの実態を把握するためにアンケート調査を実施し,当該譲渡契約の法的有効性と課題について考察する.

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