日本サルコイドーシス/肉芽腫性疾患学会雑誌
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結核症の病理発生からみたサルコイドーシス
河端 美則
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2025 年 45 巻 1_2 号 p. 21-27

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抄録

 サルコイドーシス(以下サ症)の病因はcutibacterium acnes(アクネ菌)とほぼ確定.筆者はサ症を外来性経気道性感染症とし,結核症のそれと比較.結核菌は強毒菌で初感染時に初感染巣を形成するが,サ症はアクネ菌が弱毒菌のためか不明.発病は結核症では感染者の約10%で,サ症は日本では1/10万人以下程度.結核症は初感染発病と内因性再燃に分類され,サ症も同様の発病様式とした.両疾患の初感染発病時の肺門リンパ節腫大,肺門リンパ節腫大+肺病変,並びに肺病変の頻度はほぼ同様.内因性再燃は結核症では肺が中心.自然軽快しないサ症の抗菌薬治療の対照研究を希望した.後天性免疫不全症候群(AIDS)では結核症の頻度は増加し,サ症ではAIDS治療中に顕在化.免疫に影響を及ぼす薬剤では結核症もサ症も増加.これら薬剤が関与するサ症あるいは薬剤によるサ症様反応に免疫染色でアクネ菌の有無の確認を希望した.

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