日本口腔内科学会雑誌
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症例報告
多発性口腔潰瘍を認めた顕微鏡的多発血管炎の2例
藥師寺 孝長谷川 恵里柴野 正康
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2022 年 28 巻 1 号 p. 32-37

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抄録
顕微鏡的多発血管炎(MPA)は,抗好中球細胞質抗体(ANCA)が陽性となる全身性血管炎である。今回MPAに伴う多発性口腔潰瘍を呈した2例を報告する。症例1はミエロペルオキシダーゼ(MPO)-ANCA陽性と腓腹神経生検所見からMPAと診断後,口腔内に多発性潰瘍を認めるようになった。症例2は全身性に浮腫を認め,内科で精査中に口腔粘膜に多発性潰瘍を認めた。MPO-ANCAが陽性であったことからMPAと診断された。潰瘍は化学療法後に消失した。口腔内の多発性潰瘍を認めた際には本疾患も考慮する必要がある。
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© 2022 日本口腔内科学会
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