クロソイドスプライン補間曲線の自然な拡張として曲率プロファイルを1~2次のB-スプラインで表わして制御することができる2種類の曲率連続な補間曲線を, 先の曲線導出法を大きく変えることなく統一的に導くことができるようになった.記号式もデータとする簡潔なアルゴリズムと周知の曲線からの良い初期値・デフォルト値を採用することによって, これらの柔軟性の高い曲線を煩わしさなく利用できることがわかった.いくつかの例によって検証した結果, 予期せぬウネリの少ない好ましい曲率プロファイルをもつ形状を設計できる補間法であることがわかった.
今後, この考え方をさらに拡張して曲率が弧長の2~3次関数となるG3連続な曲線やそれらの複合曲線を考えて, 曲率プロファイルの制御による補間曲線の形状設計法をおし進めてゆくつもりである.