静脈経腸栄養
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高齢膵がん患者の術後早期回復のための課題
豊木 嘉一石戸 圭之輔工藤 大輔木村 憲央堤 伸二中山 義人袴田 健一
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29 巻 (2014) 6 号 p. 1333-1338

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抄録

近年、手術手技や周術期管理の進歩により、従来では手術が回避されてきた高齢膵がん患者に対して、外科治療選択の機会は増加している。しかしながら、高齢者の術後早期回復については報告も少なくどのような周術期管理が望ましいのかはっきりとしていない。高齢膵がん患者の術後早期回復について論じるうえで、当科で施行した膵頭十二指腸切除術患者の中で75歳以上の高齢者について検討した。約20%の患者で手術後Performance statusが低下しており、その要因として手術侵襲があげられた。術前免疫栄養療法は、有意差はでなかったが高齢者のPerformance statusの低下を防ぐ可能性が示唆された。高齢者においてPerformance statusを低下させないことが重要で、このことがまさに術後早期回復を強化することである。

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© 2014 日本静脈経腸栄養学会
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