日本小児外科学会雑誌
Online ISSN : 2187-4247
Print ISSN : 0288-609X
ISSN-L : 0288-609X
Henoch-Schonlein紫斑病に合併した小腸重積症の1例
津田 匠濱田 吉則高田 晃平權 雅憲
著者情報
ジャーナル フリー

2011 年 47 巻 2 号 p. 237-241

詳細
抄録
Henoch-Schonlein紫斑病(本症)はIgA型免疫複合体が全身の細静脈に沈着して引き起こされる血管炎で,臨床的には皮膚症状,関節症状,腹部症状を3主徴とする非血小板減少性の紫斑病である.合併症としては腸重積.腎炎などがあるが,腸重積は1.3〜13.6%の割合で認められ外科的治療を必要とすることもある.乳児でみられる特発性腸重積症は小腸結腸型が多いのに比べて,本症に合併する腸重積症はその約半数が小腸小腸型のため,非観血的整復術は困難であるとされている.今回,我々は腸重積症を合併した本症で観血的整復術を要した症例を経験した.治療については,観血的整復術が必要になることも多く,若干の文献的考察を含めて検討した.
著者関連情報
© 2011 特定非営利活動法人 日本小児外科学会

この記事はクリエイティブ・コモンズ [表示 - 非営利 - 継承 4.0 国際]ライセンスの下に提供されています。
https://creativecommons.org/licenses/by-nc-sa/4.0/deed.ja
前の記事 次の記事
feedback
Top