日本小児外科学会雑誌
Online ISSN : 2187-4247
Print ISSN : 0288-609X
ISSN-L : 0288-609X
症例報告
腎芽腫微小肺転移巣切除に際してCTガイド下マーキングが有用であった1例
―フック型ワイヤーの使用経験―
奈良 啓悟大植 孝治上原 秀一郎上野 豪久大割 貢臼井 規朗
著者情報
ジャーナル フリー

2015 年 51 巻 1 号 p. 69-73

詳細
抄録
腎芽腫微小肺転移巣に対し,フック型ワイヤーを使用しCT ガイド下マーキングを行い摘出した症例を経験したので報告する.症例は3 歳の女児.右腎原発の腎芽腫で,両側肺および骨髄に転移していた.まず原発巣の右腎腫瘍摘出術を施行した.その後,化学療法および放射線治療を行い,骨髄転移は消失したが,肺転移巣が1 か所残存し,治療方針を決定するため摘出することとした.しかし,病巣は小さく,肉眼での確認が困難と考えられたため,CT ガイド下でマーキングをしたのち胸腔鏡下に摘出した.本症例では,肺転移巣は肉眼でも触診でも確認できず,CT ガイド下マーキングは有効であった.
著者関連情報
© 2015 特定非営利活動法人 日本小児外科学会

この記事はクリエイティブ・コモンズ [表示 - 非営利 - 継承 4.0 国際]ライセンスの下に提供されています。
https://creativecommons.org/licenses/by-nc-sa/4.0/deed.ja
前の記事 次の記事
feedback
Top