日本小児外科学会雑誌
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原著
北海道の医学生・初期臨床研修医を対象とした4施設合同小児外科サマーセミナー
石村 陸古来 貴寛 石井 大介津坂 翔一河端 カノン河原 仁守湊 雅嗣坂村 颯真橋本 さつき横山 新一郎
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2025 年 61 巻 1 号 p. 50-56

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抄録

【目的】北海道初の試みである小児外科志望の医学生・初期臨床研修医(以下,研修医)を対象とした北海道小児外科サマーセミナー(以下,本セミナー)を実施し,その効果および実施前後における医学生・研修医の意識変化について検討した.

【方法】道内の小児外科志望の医学生・研修医を対象に,午前中は道内の小児外科認定施設・教育関連施設の紹介などの座学をし,午後は腹腔鏡下縫合・結紮手技(胆管空腸吻合モデル),腸管吻合,da Vinciシミュレータ,エコーガイド下内頸静脈穿刺といった実技実習を行った.本セミナー受講前の期待度と受講後の満足度をアンケートにより集計した.

【結果】医学生11名,研修医5名が参加し,アンケート回収率は100%(16/16)であった.小児外科施設紹介は受講前:「非常に期待」2名から受講後:「非常に満足」12名と増加した.腹腔鏡下縫合・結紮手技,腸管吻合は受講前:「非常に期待」11名から受講後:「非常に満足」16名であった.小児外科医になりたいかという問いでは受講前:「どちらともいえない」3名,「とてもなりたい」6名から,受講後:「どちらともいえない」0名,「とてもなりたい」10名であった.

【結論】本セミナーは,医学生・研修医の小児外科への興味・関心の向上のみならず,小児外科医の連携強化にも影響した.医学生・研修医が本セミナーを通して実際に小児外科を専攻するかどうか,長期の進路調査を行う予定である.

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