2025 年 3 巻 1 号 p. 66-76
【目的】片脚着地動作時の足部接地衝撃音が床反力に代わるスクリーニング指標となり得るかを検討するため,健常者の利き脚と非利き脚間の比較や台高の変化による足部接地衝撃音と運動学的および運動力学的変数の関係性の変化を明らかにすることを目的とした。
【方法】健常成人女性17名が,利き脚と非利き脚で,それぞれ20 cmおよび30 cmの台上から片脚着地動作を実施し,その際の,足部接地衝撃音,鉛直方向床反力,loading rate,膝関節外反モーメント,膝関節外反・屈曲および股関節屈曲角度変化量の最大値を計測した。
【結果】足部接地衝撃音,鉛直方向床反力およびloading rateは,利き脚と非利き脚間に有意差を認めなかった。 30 cm高台からの片脚着地動作でのみ,両脚共に足部接地衝撃音と鉛直方向床反力およびloading rateに有意な相関関係を認めた。
【結論】30 cm高台からの足部接地衝撃音は,床反力計に代わる簡易的な評価手段となり得る可能性がある。