名古屋大学医学部第2内科
小牧市民病院内科
大垣市民病院呼吸器科
1991 年 13 巻 3 号 p. 303-306
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今回我々は87歳という本邦最高齢と思われる気管支原発腺様嚢胞癌の1例を経験した。患者は肺結核によると思われる発熱と右上肺野の浸潤影のため受診し, 気管支鏡検査を施行され, その際に偶然, 左舌区入口部に限局した小隆起性病変を発見された。病変部の生検により腺様嚢胞癌と診断されたが, 画像診断上早期のものと考えられた。患者が高齢であるため手術は行われず, 生検鉗子による摘除と局所へのレーザー照射という保存的治療で現在経過観察中である。
日本気管支研究会会報
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