日本緑化工学会誌
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技術報告
採石跡地などの岩盤法面に対する緑化手法確立に関する研究
須永 哲明山寺 喜成宮崎 敏孝
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2002 年 28 巻 1 号 p. 135-138

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抄録
採石跡地の岩盤法面に対して施工された「削孔+さし木+植生基材吹付工」について, 施工30ヶ月後の生育状況を調べた。さし木1本あたりの被覆面積は1.06 m2で, 風化が進行し, クラックが多い箇所において良好な生育がみられた。根系は吹付土層が残存した箇所ほど, またクラックの多い箇所ほど広範囲に伸長した。吹付土層が流失し, クラックがない箇所の生育は不良で, 根系は削孔内部のみにとどまり, 削孔外への伸長は認められなかった。岩盤において, 導入植物の生育を持続させるには, 吹付土層の維持やクラックが重要であることを認めた。
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© 2002 日本緑化工学会
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