日本緑化工学会誌
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論文
高解像度衛星データを用いた植生図化手法の開発と図化精度評価
松林 健一根本 淳百瀬 浩藤原 宣夫日置 佳之
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2002 年 28 巻 1 号 p. 127-131

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抄録
植生図は植物群落の広がりを地図化したものである。近年, 自然環境保全のための基礎調査の拡充や, 環境アセスメントの法制化に伴い, 地理情報システム (GIS) で利用するための植生データの需要が高まりつつある。衛星データの植生図化への活用は, 植生データの精度向上と効率的図化の面における寄与が期待されているが, 本研究では4 mおよび1 m空間解像度の高解像度衛星 (IKONOS) 画像を判読資料として用い, 栃木県市貝町を対象地として目視判読により縮尺1/2500で現存植生予察図の作成を行った。図化精度評価の結果, 1 m解像度の画像で十分な図化精度を持つ現存植生予察図が作成できた。また従来の空中写真を用いて植生図化する方法に比べ, 衛星画像を用いた方法は, 作業工程の簡略化が図られるため効率的図化が可能なことも明らかとなった。
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© 2002 日本緑化工学会
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