抄録
二次林の適正な林床管理のため,近年その繁茂が問題となっているアズマネザサ(Pleioblastus chino Makino)の生育に及ぼす諸要因を検討した。数量化I類で分析をおこなった結果,土壌pHの4.9以上の地点でササの生育が良好で,pHの4.3未満の地点でササの生育が抑制されていることが明らかになった。他には,下部の緩やかな斜面,園路, 伐採区に接している地点でササの生育が促進されていた。またアカマツ林下では,ササの生育が劣る傾向にあった。ササの生育の旺盛な地点ではササの防除管理を重点的におこなうことが必要である。