日本緑化工学会誌
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論文
法面での埋土種子を用いた緑化で出現した木本実生種の特性
中村 彰宏衣笠 斗基子塩田 麻衣子
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キーワード: 表土, 埋土種子, 実生, 法面
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2006 年 32 巻 1 号 p. 159-164

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抄録
大阪府都市近郊の宅地開発地で,アベマキ林の表土を切土のり面に撒き出した。のり面で75個の1 m×1 mのサブプロットを,近接したアベマキ林で300個の1 m×1 mのサブプロットを設置し,サブプロットごとに木本実生の同定,個体数を計測した。森林では43種807個,法面では48種1,105個体の実生が出現した。先駆種は法面で有意に多く出現した。スイカズラ科,モチノキ科,ミズキ科,ツバキ科は森林で有意に実生数が多く,これらの種は法面のような乾燥する環境では発芽が困難な種と考えられた。
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© 2006 日本緑化工学会
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