抄録
ヘデラ・ヘリックス ‘ピッツバーグ’ のポット苗生産で茎誘引支持材にヒノキ材およびヒノキ材にヤシ殻繊維マットを貼り付けたものを用い,ヘデラ苗の生育への影響を見た。気根はヒノキ材区では,平面に付着して水平に伸長した。ヤシ殻材区では繊維の中に伸長したが,支柱に付着して頂端まで登攀した苗の比率は,ヒノキ材区が約70 %であったのに対し,ヤシ殻材区は33 %に留まった。支柱を用いない区では,茎が斜め上から水平に伸長し,隣の苗と絡まり,さらに,他のポットの鉢土に触れて気根を伸ばすものが見られ,ヘデラ・ヘリックスのポット苗生産では,ヒノキ材支柱を用いることで,効率的な生産が行えることが示唆された。