日本緑化工学会誌
Online ISSN : 1884-3670
Print ISSN : 0916-7439
論文
都市公園内の芝生地およびラベンダー畑が保有する生理・心理的効果に関する研究
岩崎 寛山本 聡石井 麻有子渡邉 幹夫
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2007 年 33 巻 1 号 p. 116-121

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抄録

都市公園内の芝生地およびラベンダー畑の保有する癒しの効果を血圧,脈拍,唾液アミラーゼ濃度といった生理的指標およびSD法を用いた印象評価による心理的指標から検証した。その結果,安静時の血圧が高い被験者は芝生地およびラベンダー畑においては血圧が降下するが,低い被験者は血圧の降下がみられないことや,芝生地においては唾液アミラーゼ濃度を下げる効果が見られた。また,印象評価では芝生地では「大人しい」,「落ち着いた」といった印象が,ラベンダー畑では「興味深い」,「刺激的な」といった印象を強かった。これらの結果を総合すると,芝生地は「休息」の場所として,ラベンダー畑は「気分転換」の場所として評価できると考えられた。

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© 2007 日本緑化工学会
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