抄録
黄河中流域に位置する小浪底ダム周辺の荒廃山地において,土砂流出防止を目的とし,保育ブロック工法を施工した。その結果,従来のポット苗植栽では活着率が10 %以下だったコノテガシワ(Playtcladus orientalis(L.)feanco)が,保育ブロック苗を用いたところ92 %の高い活着率を示した。また同時に,保育ブロックを用いて播種した野生のヤマモモ(Prunus dviana(Carr.)Franch)も69 %の高い活着率を示し,保育ブロック工法による荒廃山地の早期樹林化の可能性が示唆された。施工4年後の樹高伸長,根系形態などについて報告する。