抄録
場所により盛土材の由来が異なる広葉樹植栽地で FDA 加水分解活性法を適用し,植栽年度が異なる場所における土壌微生物活性を比較した。分析に供する土壌量および培養時間の検討を行った結果, 1.6 g(乾土相当) で 20分間の振とう培養を行うことで土壌酵素活性を測定することができることが確認できた。ただし,盛土の違いにより加水分解後に生成するフルオレセインの吸着率が異なることから,植栽時期の異なる場所を比較することにより植栽木の成長に伴う微生物活性の変化を評価したい場合には,必ず盛土ごとにフルオレセインの回収率を検定する必要があることがわかった。