日本緑化工学会誌
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技術報告
砂州上の白砂青松の景勝地におけるカワラナデシコの生育立地特性
大澤 啓志西口 美菜子
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2018 年 44 巻 1 号 p. 139-142

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抄録

我が国を代表する砂州上の松林-海浜景観である天橋立,三保松原におけるカワラナデシコの生育状況を把握した。両地区で,6~7 本の測線あたり平均約50~70 株と,本種の多数の生育が確認された。海浜前面部ではなく,その後方の松林付近の陽光地の半自然草地に,チガヤ,ハマナス,ハマゴウ等と同所的に本種は生育していた。松林とその前面に広がる海浜植生の狭間部分が,本種の基本的なハビタットの一つであることが示された。

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© 2018 日本緑化工学会
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