2018 年 44 巻 1 号 p. 170-173
コナラ二次林の林床に生育するキンラン,ギンラン,ササバギンランの個体調査を1998 年から20 年間行った。個体位置の標識と記録から個体を識別し、経年的な地上部発生状況のモニタリングを行った。20 年間でキンランは233 個から500 個以上に増加した。ギンランは76 個から減少後,200 個以上に増加し86 個になった。ササバギンランは62 個から283 個に増加し108個になった。のべ確認数は,キンラン843 個,ギンラン675 個,ササバギンラン490 個であった。地上部を確認した発生回数,地上部が消失した翌年以降に再び発生した場合を休眠として3種別に集計した。個体サイズの経年変化の傾向と合わせて,キンランらの生活史について考察を行った。