広島工業大学大学院工学系研究科(現:国土防災技術株式会社)
広島工業大学環境学部地球環境学科
2019 年 45 巻 1 号 p. 173-176
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隠岐郡西ノ島では,海崖に生育するトウテイランが切土法面に分布を拡大している。本研究では,トウテイランの生育する切土法面の特徴を把握するために,西ノ島の道路を踏査し,トウテイランの分布と生育環境を調べた。その結果,トウテイランは切土法面に1,000 個体以上が分布し,被度は岩盤硬度が硬く表面に土壌が少ない切土法面で高かった。切土法面には,他に絶滅危惧種ハマウツボ等も生育しており,希少種の新たな生育地になり得ると考えられた。
緑化工技術
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