日本大学生物資源科学部
釜淵造園建設株式会社
2019 年 45 巻 1 号 p. 177-180
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河床掘削工事時に保全対策が取られた柏尾川のミズキンバイについて、約10 年後の生育状況を把握した。2000 年前後の記録に対し、2017 年、2018 年の生育量は約1/4 に減少していた。ただし、河川流程上の分布傾向は大きな変化は無く、河川全体で個体群を維持していた。ツルヨシの多い生育量や水際部での優占群落の高い延長割合が認められ、現在の競合植物となっていた。堆積土砂による洲の拡大と流路の固定化も本種の減少要因と考えられた。
緑化工技術
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