日本緑化工学会誌
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技術報告
花崗岩急斜面における表層土の発達と表層崩壊の発生
寺本 行芳下川 悦江﨑 次夫河野 修一全 槿雨金 錫宇土居 幹治松本 淳一
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2019 年 45 巻 1 号 p. 181-184

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抄録

花崗岩急斜面において,表層崩壊発生後の経過年数が2 年および11 年では,イヌビワ,アカメガシワなどが多く出現した。同13 年,25 年および27 年では,上述した落葉広葉樹に加え,ヒサカキ,アオキなどが多く出現した。同42 年では,同27 年までに出現した樹種に加え,アラカシ,マテバシイなどが多く出現した。また,表層崩壊跡地における表層土は,植生遷移の進行に伴って発達しており,表層土の発達速度は0.31 cm year-1 であった。さらに,表層崩壊発生後42 年が経過した急斜面では,調査実施年(2018 年)から約50 年後に表層土厚の安定の限界値に達することが予測された。

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© 2019 日本緑化工学会
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