2019 年 45 巻 1 号 p. 256-259
海岸防潮堤の防災機能を高めるため,静岡県では防潮堤のり面に樹木を植栽している。防潮堤を整備するにあたり,施工方法や盛土材が樹木に与える影響を明らかにするため,防潮堤のり面の土壌硬度や植栽木の生育状況の調査,既往研究との比較を行った。その結果,概ね土壌は植穴から30 cmまで軟らかく,30 cm以深では硬い傾向にあった。また,土壌硬度と樹木の活力の関係は既往研究と異なる傾向を示し,必ずしも土壌硬度が樹木の活力度に影響しているとは限らないと思われた。