2019 年 45 巻 1 号 p. 33-38
本研究では,屋上緑化芝地における大気汚染に関わる14 元素の経年変化を調査した。その結果,コウライシバ(以下,シバと表記)の全元素濃度は施工後,上昇しており,シバおよび有機物層に含まれるTl を除いた元素量についても,施工後増加した。これは,シバに沈着した元素がサッチとして有機物層に蓄積したためと考えられた。さらに,屋上緑化芝地の単位面積当りのCd,Pb,Ni,Cu,Zn,Ag 量が,施工後上昇することが明らかとなった。以上のことから,屋上緑化芝地は大気浄化能を有することが示された。