シダ植物の増殖方法には胞子を用いた栽培技術の確立が必要だと考えられる。供試植物はベニシダ,オシダ,イヌガンソクとした。胞子の発芽実験は恒温10 ℃,15 ℃,20 ℃,25 ℃,30 ℃の5条件で行った。90日後に採取した前葉体はソフトウェアImageJを用いた画像解析により面積を算出した。実験の結果,最終発芽率はベニシダでは約50%,オシダでは100%,イヌガンソクでは約20~95%となった。最終発芽率はベニシダとオシダでは10〜30 ℃で同様の結果を示し,イヌガンソクでは10 ℃が最も高い値を示した。前葉体成長においてベニシダは20 ℃もしくは25 ℃,オシダとイヌガンソクは20 ℃が最も成長した。