北海道に広く生育しているオオイタドリは,生育が旺盛であるため交通安全上の課題があり,生育を抑制できる維持管理方法が求められている。このため,オオイタドリの生育抑制に関する研究が各機関で行われている。本調査では,オオイタドリの生育箇所を被覆することに着目し,オオイタドリの生育している盛土のり面への施工を対象として,メッシュシート,土木シート,張芝により被覆し,被覆しない場合と比較してその効果を再検証した。オオイタドリの生育抑制の目標を植被率の低減と草丈80 cm以下として調査を行った結果,張芝では生育抑制の効果は少なかったが,メッシュシート,土木シートで被覆することにより生育を抑制できた。