1966年に統合移転した鳥取大学に植栽された栽培品種‘染井吉野’とオオシマザクラを対象に,両種の現在の状況を樹体の状態(着花レベル,健全度)と個体サイズ(樹高,胸高直径,樹冠面積),植栽環境(光環境,植栽距離,占有面積,土壌の表層硬度,立地基盤)から比較した。一般化線形モデルを用いて着花レベルと健全度を応答変数に,個体サイズと植栽環境を説明変数として解析した。‘染井吉野’の着花には樹冠面積,光条件,土壌の表層硬度,立地基盤が,オオシマザクラの着花には光条件,植栽距離,土壌の表層硬度が有意に影響しており,共通性があった。一方で‘染井吉野’は先に植栽されサイズが大きく,今後は両種で異なる管理方針が必要だろう。