大分自動車道の朝倉IC~杷木IC間の盛土のり面樹林において,樹高成長抑制のための切詰め剪定に,間伐を組合せた管理作業(以下,「樹林管理」という)が行われた。本研究は,樹林管理から約2年後の植生を調査し,管理条件に制約のある高速道路の盛土のり面樹林において,周辺の自然環境に配慮した管理計画の手掛かりを得ることを目的とした。その結果,出現種数は林縁環境に類似した状態を維持した。目標樹高を設定し高伐を行った樹林において,第3階層は植栽種主体の階層構造が維持され,間伐率の高い場所で侵入種の優占度が高まった。第4階層では,剪定の強度が強いほど,明るい林床を好む植物種が優占した。