日本緑化工学会誌
Online ISSN : 1884-3670
Print ISSN : 0916-7439
ISSN-L : 0916-7439
技術報告
緑化土壌を対象としたバイオ炭混合による保水効果の検証
松岡 達也 平野 尭将渡部 陽介黒岩 洋一小島 啓輔隅倉 光博
著者情報
ジャーナル フリー

2022 年 48 巻 1 号 p. 210-213

詳細
抄録

土壌乾燥化が懸念される人工地盤上緑化等では,保水性の観点から導入する植物種が制限されるほか,適切な潅水管理が求められる。木材等を熱分解して得られるバイオ炭は土壌保水性を向上させることが報告されており,緑化土壌への導入が期待される。一方で,バイオ炭の土壌保水効果に関する研究事例は僅少であり,適切な混合条件の解明に向けた基礎的知見の確立が望まれる。本研究では,木材を原料とするバイオ炭と赤玉土の混合土壌を作成し,ポット実験により土壌保水性を評価した。その結果,バイオ炭の混合率の高い混合条件で保水量が多い傾向がみられ,その保水効果は複数回の潅水を行った場合にも同様にみられることが示された。

著者関連情報
© 2022 日本緑化工学会
前の記事 次の記事
feedback
Top