日本緑化工学会誌
Online ISSN : 1884-3670
Print ISSN : 0916-7439
ISSN-L : 0916-7439
技術報告
火山性荒廃斜面における三日月形治山緑化資材の2年間の植生回復と表面侵食
小川 泰浩 上條 隆志欒 春陽武藤 惠
著者情報
ジャーナル フリー

2022 年 48 巻 1 号 p. 99-102

詳細
抄録

本研究では,火山斜面の地形を改変せずに設置できる三日月形治山緑化資材(ToCR)を三宅島の緩傾斜荒廃斜面に設置した時の植生回復に伴う植被と表面侵食の変動を報告する。植被の変動は,ToCR区(ToCR設置)と対照区(未設置)の1 mコドラートにおける2年間の植被率を求めた。侵食量はToCR設置2年後に2つの区のリル,リル間地,ToCRの堆砂エリアにおける侵食ピン長の差から求めた。ToCR区と対照区の植被率と侵食量の有意差を統計検定により求めた。その結果,植被率は設置2年後の夏季から有意差がみられた。侵食量は対照区リルと対照区リル間地,対照区リルとToCR区リル間地に有意差がみられた。

著者関連情報
© 2022 日本緑化工学会
前の記事 次の記事
feedback
Top