日本手外科学会雑誌
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学術集会発表論文
クラリネット奏者に発症した難治性拘束性尺側手根伸筋腱鞘炎に対し茎状突起部分切除と伸筋支帯を用いた腱制動術を施行した1 例
本谷 和俊下田 康平岩崎 倫政
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2025 年 41 巻 4 号 p. 326-330

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抄録

伸筋支帯第6 コンパートメントは尺骨に付着しない二重構造であり,尺側手根伸筋(ECU)は腱溝部で下層腱鞘(subsheath)により尺骨にpulley 状に固定される.ECU 腱鞘炎は伸筋支帯第6コンパートメントの機能不全に起因し,拘束性と非拘束性に分類される.拘束性ECU 腱鞘炎はsubsheath や伸筋支帯と尺骨茎状突起との摩擦および絞扼により発症し,難治例では手術療法が適応となる.今回,著者らはクラリネット奏者に発症した難治性拘束性ECU 腱鞘炎に対し,茎状突起部分切除と伸筋支帯を用いた腱制動術を施行した1 例を経験したので報告する.

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