日本手外科学会雑誌
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学術集会発表論文
中手骨骨折に対する髄内ヘッドレススクリューによる内固定の治療成績
坂﨑 太紀松本 泰一平塚 将太郎和田山 文一郎
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2025 年 41 巻 4 号 p. 410-416

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抄録

中手骨骨折に対する髄内ヘッドレススクリュー固定の治療成績を報告する.症例は16 例17 骨折,平均年齢は57.0 歳,平均観察期間は11.8 か月であった.骨折部位は第2 中手骨が3 骨折,第3 中手骨が1 骨折,第4 中手骨が6 骨折,第5 中手骨が7 骨折であった.骨折型は骨幹部が12 骨折で,そのうち斜骨折が7 骨折,横骨折が3 骨折,分節骨折が2 骨折であり,また頸部が5 骨折であった.全例で骨癒合し,平均骨癒合期間は2.3 か月であった.% total active motion(%TAM)は平均91.3(71.4~107.1)%,Quick DASH は平均3.75,握力の健側比は平均94.7%であった.中手骨骨折に対する髄内ヘッドレススクリュー固定は,骨折部に強固な固定が得られ,術後は外固定せず早期に可動域訓練を開始できる利点があるだけでなく,プレート固定における術後の伸筋腱癒着やプレート抜去を回避できる利点もあり,有用な術式と考える.

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