日本手外科学会雑誌
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学術集会発表論文
手根管症候群患者に対するアミロイドーシスの検討
田中 宏昌矢﨑 尚哉野村 貴紀石原 典子
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2026 年 42 巻 4 号 p. 528-530

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抄録

手根管症候群(CTS)は心アミロイドーシスより5-10 年程度先行して発症するとされ,手根管開放術の際に屈筋腱滑膜を採取し,検査することは心アミロイドーシスの早期発見に有用と言われているが,そのリスクファクターに関する検討の報告は少ない.今回,手根管開放術を施行した手根管症候群患者の屈筋腱滑膜の病理学的検査を施行した33 例を対象とし,リスクファクターについて検討したので報告する.対象は平均年齢68.2 歳,男性12 例,女性21 例であった.アミロイド沈着を認めたのは33 例中16 例であり,3 例が心アミロイドーシスの診断を受け,治療が開始された.手根管症候群手術の際の腱滑膜のスクリーニング検査は,心アミロイドーシスの早期診断に有用である.

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