名古屋工業大学大学院社会工学専攻
2021 年 51 巻 1 号 p. 123-156
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多変量極値の理論をポアソン過程における生起強度の視点から考察する.成分最大値の組(CM)が既往研究の主体であるものの,閾値超過の多変量極値(TEXMEX)については,多変量パレート分布が四半世紀前に導入された.しかしながら,応用の観点から多変量極値の特性を把握するには,まだなお,本質的な概念や視点が不足している.そこで,相互の関係を議論するとともに,CMだけでなく,TEXMEX にも単純分布を設け,それらの乱数を同時に生成する手法について示す.
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