獣医臨床皮膚科
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症例報告
避妊手術後にび漫性潮紅が生じたミニチュア・ダックスフンドの1例
須藤 和信浅川 誠永田 雅彦
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2008 年 14 巻 1 号 p. 9-12

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抄録
1歳齢,雌のミニチュア・ダックスフンドが避妊手術を目的に当院受診,術前に特記すべき異常を認めず,フェンタニル,プロポフォール,イソフルレンによる麻酔下で施行した。当日退院,その後略全身の発赤が徐々に生じた。食欲や体調に問題なく,血液検査も異常を認めなかったが,Toxic Shock Syndromeを考慮し入院観察とした。念のため皮膚生検を施行,軽度の浮腫と真皮浅層血管拡張であった。皮疹は10日程で自然軽快,その後新生を認めていない。
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© 2008 日本獣医皮膚科学会
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