日本野生動物医学会誌
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技術短報
分子生物学的手法を用いたカンムリシギダチョウ(Eudromia elegans)の性判別
尾形 光昭小泉 純一森角 興起松本 令以
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2006 年 11 巻 2 号 p. 79-81

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抄録
雌雄同型のカンムリシギダチョウ(Eudromia elegans)の性判別を,分子生物学的手法により試みた。シギダチョウ目とダチョウ目が近縁であることから,Huynen et al. (2002)が設計したダチョウ目性判別用プライマーを用い,新たにNested-PCR法による性特異遺伝子の増幅を行った。電気泳動の結果,雌において約350bpの性特異的DNA断片が得られ,本種の性判別が可能であることが明らかとなった。
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© 2006 日本野生動物医学会
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