1990 年 40 巻 2 号 p. 115-122
摂南大学図書館では,自動RECON(Retrospective Conversion:遡及入力)への一試みとして,学術情報センター目録システムを利用したオンライン自動登録機能の開発を行った。実現されている機能は,多くの制約があるもののパソコン単独での実行も可能であり,"ヒト,モノ,カネ"の経営資源にほとんど負荷をかけない仕組みである。本館では,この機能-LUMIRA II-AUTO-をローカルシステムTLIS-IIに有機的に取り込み,カタロギング環境においてカタロガーがローカルシステムとNACSIS-CATの二つを意識しない融合した環境を実現している。これは,我々の図書館の日常において使用している,現場からの報告である。