2001 年 51 巻 1 号 p. 51-56
情報の世界を捉える視点の変化を, 米国における研究・実業・教育の3つの領域におけるパラダイムシフトとして捉え, 現在および近未来の情報プロフェッショナルに何が求められているかを展望。情報検索研究におけるマッチ・パラダイムからユーザ・パラダイムへの変化, 情報サービス産業におけるメタデータ提供からコンテンツ提供への変化と, それに伴う新たな料金設定や流通システムの必要性, 情報学教育におけるIT技能と目録・分類・牽引技能の重要性を述べ, 政府のIT重視政策により情報プロフェッショナルに新たな機会が訪れることを示唆。