情報の科学と技術
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大学図書館における開館日数の増加から見える社会的ニーズ : 夜間大学院設置との関係(会員からの投稿記事)
宮川 良男本間 通正狩野 延枝
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2015 年 65 巻 2 号 p. 79-82

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抄録
国内の多くの大学図書館では1993-2013年の間に,開館日数が増加している。その理由には主に昭和61年(1986)に文部科学省から一般の人が利用できるようにという指導がなされたことと,平成元年(1989),平成5年(1993)に,夜間大学院の設置基準が改正されたことが起因していると考えられる。休日開館を行った大学では,社会人の大学院生が支障なく学べるように改善された。特に国立大学で改善率が高かった。夜間大学院の設置と大学図書館間の年間開館数の間には強い正の相関関係があることが分かった。
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