地域における情報の蓄積と発信を効果的に行うためには,地域内で起こっている事象を事実に即して記録していくことが重要である。「まちのたね」という投稿型ウェブサイトは,50文字という限られた文字数に事実を3つ記録するという手法で,市民によるアーカイブを一定品質にすることを企図している。当プロジェクトは,API等データを再活用するためのプログラムを多数準備し,投稿されたデータは,オープンデータとして許諾権処理されアーカイブの再活用性を上げている。事実に則したアーカイブが様々な事業に活用されることで,質の高い地域の「物語」を発信し,かつシビック・プライドを守る情報システムを目指している