情報の科学と技術
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特集:特許調査を取り巻く技術の進展
中国特許の機械翻訳と社会課題を見据えた自動分類の新展開
長部 喜幸
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キーワード: AI, DX, 機械翻訳, 脱炭素, SDGs, ESG
ジャーナル オープンアクセス

2022 年 72 巻 7 号 p. 238-244

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抄録

知財の世界はデジタル化や標準化が比較的早く行われたことから,DX化に伴う価値創造の事例が多い。事例の一つとして,日本特許情報機構の知財AI研究センターの研究成果である,Japio-AI翻訳及び社会課題に対する自動分類を紹介する。特に,AI翻訳については中国特許文献の機械翻訳を中心に,我々の機械翻訳の特徴や強みを解説する。自動分類については,脱炭素(カーボンニュートラル)や持続可能な開発目標(SDGs)といった社会課題と特許情報とを接続することの意義,接続手法,及び,接続による新しい価値の創造について解説する。これら特許情報サービスにより,知財分野のDX化が促進されると考えられる。

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https://creativecommons.org/licenses/by/4.0/deed.ja
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