マンガの雑誌や単行本,個人出版の同人誌などからなる大規模なマンガ資料の個人コレクションの寄贈により,明治大学は2009年に「米沢嘉博記念図書館」をキャンパス内に設立するとともに,学外の既存の私設「現代マンガ図書館〈内記コレクション〉」の運営を引き継いだ。マンガ・アニメ・ゲームの複合アーカイブ施設の設置構想をもとに,その先行準備施設として2館のマンガ専門図書館を並行して同大学が運営するにいたった背景や経緯,ならびに資料の保存や目録整備,運用にまつわる両館の計41万点の蔵書の特殊性や規模への対応について述べる。