情報の科学と技術
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特集:科学研究分野・学術コミュニケーションにおける言語問題
「厚み」ある研究広報のすすめ 効果的に学術情報を発信する重層的手法
今羽右左 デイヴィッド 甫清水 智樹
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ジャーナル オープンアクセス

2023 年 73 巻 6 号 p. 225-229

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抄録

研究機関が学術情報を発信する場合,研究者・科学ジャーナリスト・一般市民など,多様な受け手に合わせて,研究ストーリーの語り方と伝達手法を柔軟に選択・実践する必要がある。本稿では,その具体的なアプローチとして,プレプリントサーバーやソーシャルメディアによる情報発信,研究助成金の申請,論文のプレスリリース(国際的な科学ニュース配信サービスの活用,報道を促す文章とイラストの制作)について概説する。こうした多角的な情報発信手法を重層的に実践する,いわば「厚み」のある研究広報を実践することによって,学術情報を効果的に伝えることができるであろう。

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