日本地すべり学会誌
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論文
島尻層群泥岩地すべりの発生・再滑動に関与する強度
-沖縄, 安里地すべりを事例として-
木村 匠宜保 清一中村 真也佐々木 慶三周 亜明
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2010 年 47 巻 3 号 p. 138-146

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抄録
島尻層群泥岩準初生地すべりの安里地すべりを事例として, せん断強度特性を活用した安定解析により, 発生および再滑動時のすべり面の強度について検討した。
地すべり再滑動では, すべり面の大部分に残留強度が, 一部域に完全軟化強度が関与する。地すべり発生直後 (移動時) の安定解析において, すべり面平均強度として残留強度を充てることにより地下水位の推定が可能になる。すべり発生 (初生) では, 推定地下水位を適用することにより, すべり面平均強度 (c′, φ′) を算出できた。c′=26.8kN/m2, φ′=22.9°と残留係数R=0.49は, すべり面域にピーク強度 (破砕泥岩) と残留強度 (構造的弱面) の関与を示す。地すべりの発生・再滑動に対して得られたc′-tanφ′図は, 防止対策を講じる上で有益である。これらの成果は準初生地すべりの合理的な危険度評価に繋がるものである。
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© 2010 公益社団法人 日本地すべり学会
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