地すべり
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シャフトグイの設計法
中村 浩之
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1980 年 17 巻 2 号 p. 1-9_1

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抄録
地すべりを防止するために直径1.0~3.5mの現場打ちグイが剛なクイとして用いられることがあるが, このクイの設計方法はまだ確立されていない。本文は主としてダウェルカによってすべり面でのセン断抵抵力を増加するために用いられるシャフトグイの地すべり地内での挙動や設計方法について述べたものである。
設計の基本的な考え方は地すべり土塊がすべり面上を滑動するとき, クイが回転し, すべり面の上下の土塊内で地盤反力が発生し, すべり面にダウェルカが生じるものとしている。そしてこのときクイに作用する力の釣合条件を解き, クイに発生するモーメント, セソ断力, 変位, 地盤反力分布を求め, クイを設計するための基本条件を求めるものである。解析は多層系地盤について行なわれる。
なお本文ではダウェルカを発揮するクイの施工位置を斜面安定解析より求めた水平内力分布図より決定する方法を述べるとともに実際に地すべり地内に打設されたシャフトグイに作用する土圧測定結果より, クイの設計方法が適当であることを示す。
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© 社団法人日本地すべり学会
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